支援を要する生徒は、「劣等感」を持ちやすいです。
例えば、
「私は勉強が苦手」
「僕は○○ができない」
など…
このような生徒を支援するためには、心のケアが必要不可欠です。
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今回は、どのような手立てがあるか紹介していきます。
2つのキーワード
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「達成感」と「自己有用感」です。
「達成感」とは、できた!と思うこと
「自己有用感」とは、自分も人のためになった!と思えることです。
では、この2つを得られるようにするには、どんな方法があるか見ていきましょう。
役を与える
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達成感や自己有用感を得られるようにするためには、『役を与える』ことです。
運動が得意な子には、
「体育祭の選手」や「球技大会の主将」など
絵が上手な子には、
「学級通信の挿絵」や「行事の栞の表紙」など
字が上手な子には、「掲示物の作成」
声が大きい子には、「号令係や応援団」
他にも、「しおりのステープラ止め」「学級文庫の整理」「進路資料の分類」など、特性に合わせていろんな役割を与えましょう。
役から逃げたり、不満を言ったら?
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中には、役から逃げたり、不満を言うこともあります。
その場面でこちらを向かせるのはなかなか厳しいと思います。
そこで、仲の良い友達に「役」を与えます。
さらに、「一緒にやろう」と誘ってもらいます。
お礼を言って、誉める
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役をこなせたら、「お礼」+「誉める」です。
「○○してくれてありがとう。素敵な挿絵だね。先生はこうは描けないよ。」
クラスでまず宣言
「担任は仲の良い学級を作りたい。
みんなが互いに話のできる学級を作りたい。
話の得意な人は苦手な人に声をかけてください。
苦手な人もできるだけ頑張って多くの人と話をしてください。」
さらに、話の得意そうな生徒全員に
「○○さんと○○くんに声をかけて」
と複数生徒に声かけするように話をする。
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担任のアイデアで学級の人間関係を改善すると、クラスのまとまりも出てきますよ。
おわりに
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誉めるだけでは、わざとらしいと感じてしまうのが中学生です。
お礼は案外大事です。
役をこなした生徒には、きちんと「お礼」を伝えてくださいね。
8月になりました。
みなさんも夏休みを有意義なものにしてください。
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