よく、学級開きは「最初の3日間が大事」とか「最初の1週間がすべて」とか聞いたことがあるかと思います。
書店でもこのような言葉が書かれた教育書をよく目にします。
ですが、本当の勝負は「始まって1ヶ月」、GWまでと思ってください。
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ここで、クラスのルール作りとその徹底ができれば、少なくとも1学期は楽にいけます。
今回は最初の1ヶ月、何を意識する必要があるのかを経験をもとに紹介しますので、参考にしてみてください。
生徒は「量る」
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先生がどこまで許すか、クラスの雰囲気がどこまで許すか
生徒はこちらの出方を窺います。
「言葉使いや態度」
「友達とのじゃれあい方」
「掃除の合格ライン」
ここは私たちが「これくらいいっか」と妥協してはいけません。
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小さなことでもやり直させて習慣化させましょう。
そうすれば、「先生は提出物は許してくれるけど、掃除をサボるのは絶対許してくれない」とか「先生は忘れ物には甘いけど、言葉遣いには厳しい」というのが、生徒に根付いていきます。
根気強く、きまりを守れるよう徹底していきましょう。
教員は「観察する」
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最初の1ヶ月で、自分のクラス(学年)にどんな生徒が把握しておく必要があります。
「どんな子なのか」
「どんなグループが作られるのか」
「どんな話をして休み時間を過ごすのか」
「どんなポジションを取る子なのか」
「孤立している子はいないか」
「申し送り事項との違いはないか」
など、よく観察するよう努めましょう。
年度の最初に二者面談をしても良いでしょう。
昼休みや放課後をつかって、1人5~10分程度でかまいません。
1日4人を10日もあれば終わります。
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二者面談は行事に組み込まれている学校もあります。
学年で予算があれば「生活の記録ノート」を購入できると良いです。
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僕は「忘れないぞう」という生活ノートが好きです。
これに、1日のコメントを書いてきてもらい、毎日提出させコメントをつけて返します。
毎日やるのはしんどいですが、なれれば20分くらいでできるようになります。
普段、みんなの前では話せない生徒も、このノートの中ではいろいろ話してくれることがあります。
生徒の「良いところ」を見つける
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生徒の課題(ダメなところ)は見ようとしなくても見えてきます。
ですが、良いところはぼーっとしてては、なかなか見えてきません。
「今日はこのグループの生徒を見てみよう」
とか、
「この生徒と少しお話ししてみよう」
とか、
最初の1ヶ月で生徒一人ひとりの良いところを1つ以上見つけましょう。
「良いところ」でも「よかった行動」でもなんでも構いません。
GWが明けると、大体の学校は保護者会があります。
保護者の方に、子どもが頑張っている様子を伝えられるように話のネタをストックしておきましょう。
おわりに
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最初の1ヶ月を気合い入れて頑張れれば、あとは3月までクラスは勝手に回るようになります。
もちろん、学期ごとにルールや決まりの再確認は行います。
でも、それだけで良くなるのであれば、最初の1ヶ月頑張れた方がいいですよね。
指導は、最初厳しくても後から少し緩めてあげればいいだけです。
ですが、最初から緩かったものを後から厳しくしようとしたところで生徒からの信頼は得られません。
学級運営は最初の1ヶ月が勝負です。
ここは気合い入れてルールや決まりを徹底するようにしましょう。
今年度も残りわずかです。
新年度に向けて、準備を進めていきましょう。
応援しています。
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