学期末は成績処理や事務作業に追われ、どの学校もバタバタすると思います。
とくに、担任の先生はこの時期になると「所見書き」が待っています。
できる人はいいですが、1クラス約30人分の所見書きは結構大変です。
これは小学校の方が大変だと思います。小学校の先生方、尊敬しています。
そこで副担任の先生には、その間に所見以外の準備を手伝ってほしいと思っています。
「副担任にやれることなんてあるの?」
と、思う方もいると思うので、参考にしていただければ幸いです。
↓↓副担任の働き方「学期中編」はこちらから↓↓
↓↓副担任の働き方「年度はじめ編」はこちらから↓↓
※もちろん、「自分の仕事よりも優先して担任のサポートをしろ」ということではありません。空き時間には自分の仕事(校務分掌や授業準備など)をしつつ、担任が所見を書いている裏でサポートしてもらえると僕はこの上なく喜びます。
通知表の作成
通知表の作成は、いろんなデータの入力や作業を伴います。
学年主任や担任が1人でやっているケースも少なくないので、学年みんなで分担すれば早く済ませることができるはずです。
出欠状況集計
出欠状況は、校務支援システムで一括管理をしている学校が多いかもしれません。
だいたいは、学年の教務部の先生がやってくれると思いますが、そうでない場合もあります。
そのときは、ぜひ出欠状況の集計をお願いします。
出欠の締めを早めに済ませ、印刷できるようにしておくとよいでしょう。
※だいたい最後の週はじめに締めて、その後は個別に修正するケースが多いようです。
特活等のデータ入力
生徒会活動、学校行事、係、さらには部活動等校外での活動の記録など、入力しなければいけないデータは盛りだくさんです。
学期末の学活で、ワークシートやキャリアパスポートをつかって「学期のまとめ」などしているはずなので、そこに書かれたものを通知表のデータに打ち込みます。
担任しかわからないものがないよう、「学期のまとめ」を漏れなく記入してもらえば、特活等の記録は副担任の先生が入力しておくことができます。
副担任の先生は「特活データ打ち込んでおきますよ!」と、
担任の先生は「特活データの打ち込みお願いできますか?」と、言ってください。
そうすれば、1人当たりの仕事は減らせるし、早く終わればみんな早く帰れます。
※こだわりの強い担任もいるので、確認してからがオススメです。ちなみに僕はその辺のこだわりは0(ゼロ)です。
私印・公印押し
通知表の中身ができたら、担任私印と公印押しです。
この時期、事務作業が大変なので話が分かる校長は公印を貸してくれます。
担任私印は、担任に貸してもらって、押しまくります。
※ハンコレス化も進んでいますから、この作業がない自治体は羨ましいです。
印刷
最後は印刷です。
印刷した後、学校によってはホルダーにとじ込みがある場合もあるので、結構面倒くさいです。
ここまでくれば、あとは終業式を待つのみです!
生徒の成績がずれていたり、所見が入っていなかったりとトラブルはつきものなので、最後には必ず学年教員でチェックするようにしましょう。
ほかにやることは?
ほかには返却物があったり、配布物があったりすることがあるので、その仕分けをする場合もあります。
始業式の午後には、学年会議や職員会議が設定されていることがありますので、そこで出す資料の準備など進めておくとよいでしょう。
学年主任や担任に他にやることがあるか聞いてみると良いでしょう。
※提出物などの管理について過去に記事を書いています。よかったらあわせて読んでみてください。
おわりに
今回は、通知表の作成がメインでした。
いろんな学年を見てきましたが、この作業を担任だけで行う学年もありました。
少し担任目線になってしまいますが、それぞれのやり方があるとはいえ、
「副担任は帰って、担任だけが遅くまで残ってやる」
これは、あまりにひどいと思った覚えがあります。
教員の働き方の改善は、個人では限界があります。
担任だけの負担にならないよう、協力してもらえたら嬉しいです。
コロナ対応等で大変な時期ですが、一緒にがんばりましょう。応援しています。
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