みなさんは学級通信を書いていますか。
もう少しで今年度も終わりです。
今年こそ学級通信を書こうと意気込んで書いてみたはいいものの、結局続かずに学期に1,2回しか出せなかった先生。
隣のクラスは毎日発行、そのプレッシャーで締め切りに追われるような学期を過ごしてきた先生。
何とか頑張って書いたけど、毎回ネタに困ってしんどくなってしまった先生。
「来年度こそは頑張って書きたい。」「来年度は担任だから書いてみたい。」
そんな先生も多いかと思います。
学級通信はもう時代遅れ。なくても不満は起こらない。など、学級通信不要派の先生もいるのは事実です。
ちなみに僕は学級通信を出したい派です。
今では通常の業務に支障もなく、毎年コンスタントに約30号を無理なく出しています。
なにも無理して毎週出す必要はないし、毎日発行もする必要はありません。
書きたいことが見つからずに書けない(書きたいことがない)という先生も多く、なかなか書き進まない人も多いかと思います。
僕も以前はそうでした。
3年目の頃、意気込んではじめて学級通信を書きましたが、長くは続けられませんでした。
今回は僕が紹介するポイントを押さえれば、あなたも学級通信が書けるようになります。
来年度は、1年間継続して一緒に学級通信を発行していきましょう。
発行頻度を最初に設定する。
年度当初に発行頻度を決めておきます。僕は原則隔週で発行すると決めています。
内訳は、隔週で約24回、学期のはじめと終わりで約6回、行事の前後に約2回、これでだいたい30号くらいになります。
これまでのストックがあれば、毎日もできると思いますが、最初からやるのはオススメしません。月1回でも良いかと思いますが、それだと書くことが多くなってしまったりするので、最初は隔週(2週間に1回)をオススメします。
これだとかなり負担も減り、準備も2週間あるためスケジュールも組みやすく無理なく書けます。
型(テンプレ)を用意しておく。
まず、学級通信の型を作って原本を用意しておきましょう。
たとえば、こんな感じで
見出しは3つ程度で1500字(見出し1つにつき500字程度を目安に)を目指します。
毎回これをコピーして、発行日と発行ナンバーを更新していくだけです。
また、500字の記事を3つも書くのが大変だと思いますが、表を入れたり、加工したりすればそんなに大変なことはないです。
記事の内容を決めておく
1年間の学校行事を確認し、すでに予定される行事の記事を書く準備をしておきます。
月 | 主な内容 | 決まったことを打ち込むだけ |
4月 | 自己紹介、こんなクラスにしたい | クラス名簿、前期係・委員会 新学年決意作文 |
5月 | 体育祭練習スタート、1か月後のクラスの様子 | 体育祭練習の風景(写真) |
6月 | 体育祭の様子、定期テストに向けて | 体育祭振り返り作文 |
7月 | 夏休みの過ごし方、総合の時間の取組について | とくになし |
9月 | 新学期をむかえてクラスの様子、 行事の準備について | 新学期の抱負作文、 校外学習の係の紹介や職場体験の体験先一覧など |
10月 | 音楽祭練習スタート、試験期間の過ごし方 | 後期係・委員会 音楽祭の練習風景 |
11月 | 音楽祭の様子、定期テストに向けて | 音楽祭の振り返り作文 |
12月 | 冬休みの過ごし方、総合の時間の取組について | とくになし |
1月 | 新年の抱負、残り3か月で進級 | 新学期の抱負作文 |
2月 | 定期テストに向けて、 卒業式の心得 | とくになし |
3月 | 卒業式、修了式 | 1年間の写真など |
こうやって見てみると、結構書けそうな内容がありますよね。
これに加えて、毎回500字程度オリジナルの見出しを作れば、学級通信は完成します。
係・委員会や行事ごとに書いた生徒の作文は学級通信に打ち込むだけなので、何も考えずに記事は埋まります。(打ち込む手間はありますが……)
作文を載せる候補の生徒に掲載しても良いか、確認しておきましょう。載せてほしくない場合は別の人を載せます。
作文は1号に一人。原稿用紙1枚半を原則とすると600字程度になります。
行事の後の2週は作文を打ち込むので、その分記事を書く量も少なくて済みます。
サンプルはこちら
僕が過去に書いてきた学級通信の一部を紹介します。
基本的な型はいつの学年も同じです。参考にしてみてください。
1年の学級通信にある「保護者の声」は、学期の変わり目や行事のたびに載せています。
保護者の方からコメントを頂いたら、2~3通まとめて次号に掲載します。
また、僕は「中学・高校イラストカット集1200」から学級通信のイラストを選んでいます。
汎用性が高いものが多く、重宝しますよ。
おわりに
学級通信を書き始めて、こだわりだすとキリがありません。
なので、毎回書く内容をある程度決めておいて、継続することがポイントです。
決して良い文章を書こうとしなくて全然オッケーです。
たまに、ホントたまにでいいので本気の文章を、伝えたい本気の言葉を載せてください。
コロナ対応等大変な時期ですが、一緒にがんばりましょう。応援しています。
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