授業が下手な先生の3つの特徴

授業づくり

これまでの経験で、何人もの先生の授業を見てきました。

若手からベテランまで、さまざまです。

経験の浅い若手でも、生徒の目は輝き、意欲的な授業もありました。

反対にベテランでも、生徒は退屈そうにして、集中が切れてしまっている授業もありました。

まず、私たち教員に求められるのは「授業力」です。

今回は辛辣なタイトルではありますが、自戒の念も込めて「生徒に伝わりづらい」「生徒が取り組みにくい」下手な先生の授業の特徴を紹介します。

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授業が下手な先生の3つの特徴

大事な要点を強調して伝えない

話が長く、端的な表現が苦手な先生に多いです

僕自身も、この傾向があります(悲)

話が飛んだり、生徒の理解を気にしなかったり、授業の流れに無理があるなぁと感じることもあります。

「先生」は話したがりが多いように感じます。

長くなりそうなところを、グッと堪えて端的な表現でスッキリした説明ができるようにしましょう。

単に知識・勉強・準備不足を補うため話が長くなってしまうこともあります。

自信がないと、はっきりと言い切れずに話が長くなることもあるので、しっかり準備をして授業に臨みたいですね。

黒板が使われていない・わかりにくい

板書が整理されていない先生に多いです。

授業の終了時に授業の流れが残っていない場合も、授業は伝わりづらいです。

以前、生徒から「わかりにくい」と苦情の入った先生の授業を見させていただいたことがあります。

黒板をまるでキャンバスのように、たくさんの色チョークを使って、空いてるスペースをこれでもかというくらい埋めていくスタイルでした。

黒板の真ん中から始め、右に左に書いたら今度は上に……申し訳ないですが、これでは伝わりません。

授業の準備は、板書計画も必ずセットで行いましょう。

※小学校は、板書が上手な先生が多い気がします。

小中連携で、見学させていただく際はいつも勉強になるなぁと感じていました。

かいざー
かいざー

僕のインスタやツイッターのフォロワーさんにも、とても上手で参考になる板書を書かれている先生がたくさんいます。

特に、中学校の先生は参考にしてマネてみるのもいいと思います。

生徒に考える時間を与えない

時間配分がめちゃくちゃで、活動が一方的になってしまう先生です。

慣れないうちは、授業がなかなか進まなかったり、逆に早すぎたりします。

授業を成立させるためには時間をコントロールする必要が不可欠です。

そのためにも、説明にどれくらいの時間を使うか、話し合いにどれくらいの時間を使うか、最低限目安は決めておきましょう。

また、講義ばかりで生徒の活動が少ない授業も要注意です

毎回話し合いをする必要はありませんが、生徒が主体的に取り組める「場の設定」を心がけましょう。

理解・向上心の高まる授業のための4つの問い

次の4つの問いを考えてみてください。

  1.  授業のペースは問題ないか
  2.  先生に質問しやすい環境か
  3.  わかりやすい話し方か
  4.  板書の内容は役に立つか

これらは、教員自身の自問であると同時に、生徒にもアンケートをとるべき内容でもあります。

学期の終わりなど、厳しくても生徒から意見をもらう勇気をもって、アンケートを取ってみるのもいいでしょう。

授業での4つ活動 時間の割合

授業での4つの活動があります。

  • 教員が話す・教える
  • 個で学習する・個で考える
  • 協働的な活動で考える・思考を広げる
  • 学習を整理する・総括する

これらをすべて同じくらいの時間で行うと、「話は長く」なり、「活動は短く」なります。

そこで、ポイントは3つ

「教員が話す・教える」時間は少なく

「個の学び」「協働的活動」は十分に

「整理・総括」は短くしかも効果的に

これらを意識して、楽しさを育む授業を目指していきましょう。

おわりに

かくいう僕も、若手の頃は授業が苦手で、少人数で組んでいる先輩の先生方に負い目を感じていました。

道徳の授業では説明が長くなり、話し合いの時間が短くなってしまうこともたくさん経験しました。

授業は数をこなせば絶対に上手くなります。

「1日でも早く上手くなるため」にも、今回のポイントを押さえて授業準備をしていきましょう。

春はもうすぐそこです。

一緒に頑張りましょう。

応援しています。

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