2021(令和3)年度から新学習指導要領が変わりました。
では、なぜ変わったのか・・・・・・。
予測困難な時代に、子ども一人ひとりが未来の創り手となります。
「生きる力の育成」と「学校教育及び教育課程への期待」
我が国の子どもの学びを支え、世界の子どもの学びを後押しするため、7つのキーワードと授業改善の視点から今回の改訂を再確認しましょう。
7つのキーワード
教師に求められることは「子どもたちが主体的に学習や諸活動に取り組む態度を養う」ことです。
そこにつながる7つのキーワードを確認していきましょう。
主体的・対話的で深い学び
「主体的・対話的で深い学び」の実現です。
- 実現に向けた「授業改善」
- 子どもが学習や人生で「見方・考え方」を自由に働かせるように
- 話し合い活動だけでは不十分、「話し合い」+「深い探究」
特別の教科「道徳」
- 項目の変更に伴う全体計画、年間指導計画の作成、各教科等とのつながりも考慮
- 校長の方針の明確化、組織体制の整備
- 指導方法の改善(多様な教材)※詳細は次回
- 検定教科書の導入
- 評価の充実
英語教育
英語教育の充実です。
- 小3から外国語活動(年35時間)
- 小5・6年 英語の教科化(年70時間)
- 中学校 英語の授業を英語で行うのが基本、聞く・話す・読む・書く力を測るテスト導入
- 高等学校 話す力と書く力の強化、科目の見直し
学力の3要素
「学力の3要素」を明確化、さらに新たな観点別評価の観点になりました。
- 知識・技能
- 思考力・判断力・表現力
- 主体的に取り組む態度
開かれた教育課程
- 「社会に開かれた教育課程」推進
- キャリア教育、キャリア・パスポート導入
- 特別支援教育、インクルーシブシステム構築を目指す、心のバリアフリー
学びの地図
学習指導要領を「学びの地図」と位置づけた(6つの枠組み)
- 何ができるようになるか
- 何を学ぶか
- どのように学ぶか
- 子ども一人ひとりの発達をどう支援するか
- 何が身についたか
- 実施に何が必要か
カリキュラム・マネジメント
「カリキュラム・マネジメント」で教育課程の確実・適切な実施を目指す。
- 教科横断的視点、教育内容の組織的配列
- PDCAサイクル
- 地域等の人的・物的資源活用
おわりに
今回は改訂における7つのキーワードについて確認しました。
次回は、授業の改善の視点について紹介していきます。
今年度もお疲れ様でした。
4月からまた、一緒に頑張りましょう。
応援しています。
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