勇気を持つこと

働き方

現在、学校側に勇気がありません。

生徒には「意見を言いなさい。」とか「挑戦しなさい。」と指導するくせに、自分ではうまくいっていない学校のシステムを指摘されても、研修で意見を求められても、見ないふりをしていませんか。

そして、後からなって同僚とぐちぐちぐちぐち…。

もうやめません?

今日は、現場が勇気を持つことで変革をおこなってきた先生たちの紹介と、これからの教員に必要な勇気の話をしていこうと思います。

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勇気ある校長の改革

いくつかの学校の校長先生が、大改革をおこなっていることはみなさんもご存じかと思います。

東京都千代田区立麹町中学校は、定期考査・宿題・クラス担任の廃止に挑戦しました。

もちろん、制度上、問題がない中での改革です。

ある私立の進学校は数学のカリキュラムに梃入れをしました。

数学1と数学Aを並行して学ぶのが一般的ですが、数学1を終えてから数学Aを履修するなどしています。

こちらも制度上、問題がありません。

関西のある中高一貫校では中学生と高校生が合同で数学を学ぶ時間があるようです。

また、横浜市や福山市では校内フリースクールが作られましたし、かつて藤原和博校長が務めた杉並区立和田中学校における校内放課後学習塾「夜スペ」だってそうです。

学校という小さな社会の中で、絶対的な権力者である校長が勇気をもって本気になれば、状況は変えられることを示してくれています。

システムエラー

日本に3万人近くいる小中高の校長の心を大きく変えることがなかなか難しいのには、制度によるものである可能性があります。

校長は「上がり」のポジションだと言われ、降格がありません。

これは、公立・私立どちらも一般的にはそうなっています。

刑事法に触れる犯罪を起こさない限り、悠々自適の老後が約束されています。

となると、教育に対する気持ちのある校長以外、引退までの数年を穏便に過ごしたいと考えます。

そうすれば天下りもスムーズに可能だし、下手したら国から勲章をもらえるかもしれません。

ですが、この制度を改善して、校長も降格や左遷を導入するべきだと思います。

緊張感がなくなった校長は、堕するだろうし、責任の重い地位の人間が向上心を失っては、組織が立ち行かなくなってしまいます。

おわりに

問題を起こした教員の監督不行き届きを詫びて頭を下げる姿を見ることはあっても、不登校の生徒が増えたこと、学力低下を招いていることなどを詫びる校長は見たことがありません。

何が本業で、何に対価が支払われているか、再考する必要があるように感じます。

秋の運動会や音楽祭、行事で日々忙しいですが一緒に頑張りましょう。

応援しています。

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