夏休みが明け、学校再開します。
クラスの子どもたちも教室に戻ってきます。
さぁ、そんな2学期の始まりに何を意識させますか。
今回は、学習や生活の基盤をもう一度作っていくために、気をつけるべきポイントを紹介します。
学習の動機づけ
2学期の中間テストまで約1ヶ月、中学3年生に限っては模擬テストを早い段階で行うことがあります。
このとき「テストがあるから勉強しろ!」ではいけません。
こんな指導では、テストが終わったら学習しなくなってしまいます。
ポイントは「継続」→「意識づけ」
例えば、「学習の木」のような取組です。
- 果物の形(リンゴとか)に切った紙に「学習の目標」を書かせます。
- この紙を木の絵を描いた模造紙に貼って、教室掲示します。
注意力散漫な授業になったら「学習の木」を利用します。
「ちょっと一回『学習の木』を確認しよう!」
そうすると、「あぁいう目標を立てたのだからみんな頑張ろう」となります。
生活の見直し
夏休みの生活リズムから、学校生活のリズムに戻っているか確認しましょう。
ポイントは3つ!
- 「睡眠」…早寝・早起きできているか
- 「時間」…早めの行動・時間を守る
- 「食事」…しっかりとした食事
これらは免疫力を上げるため、「新型コロナウイルス」や「その他感染症(インフルエンザとか)」の予防にも効果的です。
朝学活・終学活・休み時間・給食時間の様子の観察が大切です。
心のケア
人間関係の変化にはよく注意しなければなりません。
長期休業明けは、いじめや自殺願望などが多くなります。
学校が始まると、「いじめがまた始まる」とか「学校に行きたくない」とか「勉強したくない」などストレスを感じ、追い詰められてしまう子どもたちがいます。
そのため、心のケアが必要になってきます。
ポイントは「笑顔」と「気力」です。
- 「笑顔」…友達と笑顔で話しているか
- 「気力」…前向きに物事に取り組んでいるか
ここで違和感を感じたら、スクールカウンセラーと相談したり、保護者と連絡を取ることも必要です。
おわりに
学校が再開して、嬉しい生徒もいれば、嫌だなぁと思う生徒もいます。
学習が嫌で行きたくない生徒もいれば、人間関係が嫌で行きたくない生徒もいます。
新学期の始まりは「もう一度がんばろう」と前向きに学校に向かう生徒もいます。
そういった生徒に寄り添えるように、よく生徒を観察しましょう。
さぁ、夏休みもあと10日ほどになりました。
少しずつ、学校モードに切り替えていきましょう。
とはいえまだ夏休み。
十分にエネルギーを貯めておきましょう!
応援しています。
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