合唱祭の意識付け

学級経営

秋になると、合唱祭(音楽祭や文化祭に位置づけられる学校もあります)を行う中学校があります。

今回は、その合唱祭について書いていこうと思います。

※音楽科としての視点ではなく、行事としての視点で

合唱祭は、「役割ごとの意識付け」が重要になります。

できるだけ早い時期に、できるだけたくさんの生徒に意識付けすることが必要です。

何を確認して、どんな意識付けが考えられるか、という視点で紹介できればと思います。

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役割ごとの意識づけ

実行委員

各学級で2名(男女)がもっとも多いパターンかと思います。

担任と三者会議を開きましょう。

そして、次のことを確認しておきましょう。

「合唱祭の学級としての目標はどうするか」「どんな合唱をつくっていきたいか」

かいざー
かいざー

担任としても楽譜を用意しておくと良いでしょう。

さらに、余裕があれば、学級用の意識付けプリントなど用意しても良いでしょう。

指揮者・伴奏者

①実行委員・指揮伴奏者会議

練習日程を確認しておきましょう。

実行委員や指揮伴奏者はクラス練習の中心になることを確認しておきましょう。

※合唱練習の注意点を学級全体に伝えるよう指示しましょう。

②パートリーダー・指揮伴奏者会議

練習日程を徹底しておきましょう。

また、パート練習の仕方も確認します。

パート練習の日程表を作っておくと良いでしょう。

パートリーダー

実行委員・パートリーダー会議

実行委員の考えた「合唱祭の目標」「どんな合唱をつくっていきたいか」のための具体案を考えさせましょう。

歌い方のポイントなど、共通理解しておくと良いでしょう。

模造紙歌詞はどうする?

よく模造紙歌詞を用意したりしますが、僕はお勧めしません。

理由は、「音程を追えないから」です。

歌詞だけ覚えて、強弱だけ練習したところで「合唱」にはなりません。

それよりも、時間がかかってでもちゃんと楽譜を読んで他のパートの音が揃うように、音の流れがわかるようにしなければなりません。

学級委員・班長

実行委員の考えた「合唱祭の目標」や「どんな合唱をつくっていきたいか」についての学級の取り組み方、その状況の確認をさせましょう。

そして、実行委員やパートリーダー、指揮伴奏者のフォローをしましょう。

全体指導

「目標」と「こんな合唱に」を確認します。

取り組み方をパートリーダーから全体共有すると一体感が生まれます。

また、練習日程や音楽祭までの日程確認を終学活等で伝えていきましょう。

おわりに

合唱祭などの行事への取り組みについて、キーワードは「一体感」です。

役割のない生徒が出ないよう、担任として気を配りつつ、トラブルになりそうな生徒感のやり取りにはいち早く駆けつけ、未然防止に努めましょう。

ベテランの先生がやりがちな「一度仲間割れが起こって、それを乗り越えてクラスが団結する」なんて一昔前の取り組みではいけません。

クラスみんなの心を通わせられる合唱をつくっていきたいですね。

2学期は、行事も多く大変ですが、一緒に頑張りましょう。

応援しています。

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