目標達成のヒントは「因数分解」!?

学級経営

※今回は前置きが長めですので、ご了承ください。また、今回から休業日はスーツではなくパーカーを着ています。

私事ですが、1月6日をもちまして33歳になりました。日付が変わるのを心待ちにしてくれ、1番に祝ってくれたのは愛する妻でした。

昨年の9月に結婚をして、夫婦となって迎える誕生日。0:00のカウントダウンをして、日付が変わった瞬間に手をたたいて「おめでとう!!」と祝福してくれました。

僕の33年の人生で、今日が間違いなく1番幸せな誕生日となりました。

両親からもLINEで祝ってもらい、母からは僕が生まれた16:49ちょうどにメッセージをもらいました。なかなか粋ですね。教え子からも連絡をいただきました。本当に幸せ者です。

さて、そんな素敵な誕生日を迎えた僕ですが、この1年を最高のものにするべく目標を立てようと思いました。

昨年は、日ごろの激務に自律神経がいかれて寝れない日が続き、体調を崩すこともありました。ストレスフルな毎日に暴飲暴食を重ね、コロナ以前には週4~5行っていたフィットネスジムにも行かなくなり、体重も増え続けました。(去年の夏から12kgくらい増えたかな……。)

増えた体重のせいで反り腰になり、背部挫傷を引き起こし整骨院に通う日々……。若いころとは違い、体に無理がききません。このままではまずい!!そこで、

「この1年は健康第一!とりあえず5月までに10kgの減量をするぞ!!」

を目標に掲げようと思います!!(勝手にしろ笑)

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目標達成に向けて

さて、ここからが本題。1月~5月までの4か月間で、どうやって10kgの減量をするか。僕の目標を再確認します。

  • 4か月間で-10kgのダイエットする
  • 1か月あたり2.5kg体重を落とす必要がある

1kg減らすのには約7200kcalを消費しなければならないといわれています。1か月に2.5kg減量すると約18000kcalを消費する必要があります。

何の考えも無しに10kgの減量はできそうにありません。食事制限をするにも、ただ食べる量を減らせばいいってわけではありません。運動するにも、有酸素運動をすれば体が勝手に痩せていくわけではありません。

そこで、「減量する」という事柄を「因数分解」して、論理的にとらえる必要があります。

そもそも「減量する」ことを「因数分解する」とは、どういうことでしょうか。ここでいう「因数分解」とは、数学のそれとは異なりますが、おおよその性質は似ています。

次に「因数分解する」とはどういうことか考えてみましょう。

「因数分解する」とは?

「因数分解する」というのは、

“ ある事柄をその事柄を構成するいくつかの要素に細かく分類すること ”

というふうに考えます。たとえば、僕は小さいころから野球をやってきたので、「野球がうまくなりたい」と考えたとします。うまくなりたいのであれば、練習しなければならないのですが、ただやみくもに野球の練習をしてもうまくはなりませんよね。

そこで、「野球をする」ことがどのような要素(動作)で構成されているかを考えます。

(野球をする)=(投球すること)×(捕球すること)×(打つこと)×(走ること)

というように、野球をするために必要ないくつかの動作に分解することができます。ということは、野球がうまくなるためには、少なくとも「投球する」「捕球する」「打つ」「走る」ための練習が必要であることが分かります。※もちろん知識も必要(ルールなど)

「減量する」を「因数分解する」

では、「減量する」ことがどのような要素で構成されているか、考えてみます。

(減量する)=(食事制限)×(適度な運動)×(質の高い睡眠)

今回は「食事」と「運動」と「睡眠」の3つに分けてみました。

僕の目標の「10kgの減量」とは、「4か月のダイエットで1か月あたり2.5kg落とす」ということなので、これをさらに「食事制限」の視点で細かく分けてみると

  • 普段の食事は朝約500kcal,夜は約1000kcalである
  • 学校の給食は約800kcalある
  • 1日あたり約600kcalを今より減らす必要がある
  • 1日3食として、1食あたり普段より約200kcal減らす

こうすると、「10kgの減量」をするためには、1日の食べる量を具体的にどのくらい減らせば(抑えれば)良いかが見えてきます。

「1日約2300kcal摂取するとして、約600kcal減らす」ということは、1日の食事を約1700kcalに抑えれば、5月までに10kgの減量ができるわけです。

こうやって考えてみると、食事制限も無理なくいけそうですよね。ちなみに、1食あたり約200kcalってどのくらいかというと、

  • 食パン(6枚切り) 1枚
  • コーラ     約500ml
  • バター      約25g 

毎朝のトーストを2枚から1枚に減らしたり、おやつのパンケーキにバターを使わなかったり、食後のコーラを水に変えたりしていけば、1日600kcalなんて楽勝です!(たぶん……。)

「因数分解する」ことは他にもいろいろなことに活かせそうですよね。

もちろん「食事」だけではいけません。「運動」と「睡眠」についても同様に考える必要がありますが、今回は話が脱線しすぎるので割愛させてください。

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これを学習に活かす

「因数分解」は学習にも落とし込むことができると思います。

立てた目標を “ どんな要素で構成されているか ” 考えてみると、目標達成がより現実味を帯びてくると思います。

因数分解を数学だけのものにしておくのはすごくもったいない!と感じたので、皆さんにシェアできたら嬉しいです。

おわりに

ちなみに、今回の「因数分解」は「構造化」と呼ばれたりします。僕は数学の先生なので因数分解の授業の際に、受験と関連付けてそれっぽく話します。

とにかく僕は「5月までに10kg痩せる」ということと、「誕生日を妻から祝ってもらえて嬉しかった」ということをどうにか書きたかっただけです。

みなさんもよかったら「因数分解」をうまいこと使ってみてください。

また、こんな実践できたよ!という話があれば、ぜひコメントください。

今年度も残り3か月、ともに頑張りましょう。応援しています。

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