学期中は、授業準備に加えて行事の準備や会議資料の準備など、教員のやることは本当に多いです。
担任ともなると、ここに朝・放課後の短学活(ホームルーム)、給食指導、学活・総合・道徳が加わります。
ここが担任が忙しいと言われる所以です。
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今回は副担任の先生がこの部分の裏で動いてくれると本当に助かるというものを紹介します。
※もちろん、「自分の仕事よりも優先して担任のサポートをしろ」ということではありません。空き時間には自分の仕事(校務分掌や授業準備など)をしつつ、担任が学級に行っている裏でサポートしてもらえると僕はこの上なく喜びます。
学活や総合の時間は学年フロアをうろうろ
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学活や総合の時間の中で、「あ!あれ職員室に忘れた!」とか「これ用意しておかなきゃいけなかった!」ということが頻繁に起こります。
また、体調崩す生徒が出たり、泣いている生徒がいたり、そんなときはクラスから抜いたりすることもたびたびあります。
そこで、すかさずフォローに入ってくれる副担任の先生がいたら心強いです。
どうしても今やっておかないと、他に空き時間がなくて大変!という場合を除いて、学活・総合の間は廊下をうろうろしていると良いと思います。
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教室に入って生徒の活動を見たり、担任の先生の動きや声かけを見たりして学ぶのも良いでしょう。担任にもそれぞれ個性があって、勉強になることも多いと思いますよ。
欠席者への電話連絡
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担任は出欠確認をしたら、すぐに朝の学活です。(現在は、コロナ対応による健康観察カードで体温チェックなどもします。)
その裏で、欠席連絡がある生徒を除く、まだ登校していない生徒の家庭に電話連絡をしてもらえると嬉しいです。欠席連絡がある生徒はいいのですが、連絡がなく登校していない生徒は家庭連絡をして欠席なのか遅刻なのか確認が必要です。
担任は学活が終わると、すぐに授業に行かなければならないこともあるので、本当に助かります。
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担任が他の用もあって直接電話したい場合もあるので、事前に打ち合わせしておくと良いと思います。
※現在、新型コロナの感染急拡大により、朝はどこも職員室の電話が鳴りっぱなしという状態です。電話をとって対応してくださっている全国の先生方、本当に感謝しています。
毎朝の出欠状況データの打ち込み
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電話連絡に加えて、各学校で使われている校務支援ソフトに出欠状況のデータ入力もしてもらえると喜ばれます。
これが結構忘れがちで、放置しておくと出席簿を何週も戻って確認しながら入力しなければならず、本当に面倒くさい作業になります。
なので、毎朝電話とセットでやってもらえたらとても喜ばれると思います。
副担任の先生は担任の先生と「何をすると助かるか」を相談しておくとよいでしょう。月末には出席簿の集計、保護者会の資料や会場の準備など、担任がクラスに入っている間にやってもらえると喜ばれることはまだまだあります。
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担任の先生の負担を少しでも軽くすることができれば、副担任の先生はきっと感謝されると思います。
今回挙げたことを「え?そんなの普通でしょ。」とは、決して思ってはいけません。普段からしてくれる副担任の先生が学年にいるのであれば、人を気遣うことができる優秀な先生です。やってもらえることが「あたりまえではなく、ありがたいこと」であると自覚して、副担任の先生の働きをねぎらってください。
おわりに
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僕は、これまで担任しかやってきませんでした。もちろん担任は持ち時数も多くなり、大変で忙しいと思います。
ですが、いろんな先生たちと学年を組んできたなかで、苦がなく働きやすいと思う学年は、副担任の先生方が裏でいろんな準備をしてくれた学年です。
副担任の先生の動きで担任の働きやすさが変わります。
ぜひ、参考にしてみてください。
コロナ対応等で大変な時期ですが、一緒にがんばりましょう。応援しています。
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