※長くなってしまったので、次の回と合わせて【前・後編】に分けて紹介していきます。
今回の学習指導要領の改訂はこれまでとかなり異なっていました。
教員の、指導の仕方にまで踏み込んだ大改訂です。
特に中学校では、評価について「大幅な変更」がありました。
学習指導要領に基づいて、生徒に身につけさせたい力を明確に、それを評価しなければなりません。
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今回は、評価の方法について紹介します。
主な評価方法
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評価の方法はペーパーテストと(広い意味での)パフォーマンス評価の2つに分けられます。
ペーパーテスト
単元(題材)や1時間ごとの小テスト、定期テストなどがあります。
また、テストは単元(題材)の目標及び内容に基づき作成します。
解答形式(選択式、短答式、記述式等)などを工夫して評価観点との関連を意図した問題を作成することで、生徒の学習の実現状況を分析的に把握することが重要です。
パフォーマンス評価
「観察や対話による評価」…活動の様子、ノート、面接など
「作品の評価」…作文、小論文、レポート、作品など
「実演(実技)の評価」…口頭発表、演奏、演技、操作など
ペーパーテストでは見にくい学力を可視化して評価するために、このような工夫が重要です。
ただ、「思考・判断・表現」資質・能力が作品等に直接現れるとは限りません。
そのため、背後にある生徒の資質・能力の発揮・伸長の状況把握に努めることが大切です。
生徒の学習の活動状況や態度を観察して評価する際は、あらかじめ評価対象となる行動や状態を想定しておく(評価規準を明確にする)ことです。
評定と個人内評価
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評定
評定は、観点の評価を総括して、5段階評価です。
基本は『 1:1:1 』で、3観点を総括します。
個人内評価
個人内評価は、観点別評価・評定になじまない生徒の良い点や可能性、進捗状況を評価します。
通知表に限らず生徒の状況を把握したり、観察したりすることが非常に重要です。
生徒の自己評価や相互評価の活用も視野に入れましょう。
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レポートやポートフォリオ等への生徒へのコメントや個票でも評価します。
「主体的に学習に取り組む態度」について(再確認)
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行動的側面ではなく、意思的側面を評価します。
「頑張っていた」「積極的に発言した」は行動の傾向ですので、評価対象ではありません。
知識・技能や思考力・判断力・表現力等を身につけるため、自分の学習状況を把握し学習の進め方を試行錯誤するなど、自らの学習を調整しながら学ぼうとしているか、を評価します。
評価の工夫(例)
- ノートやレポートの記述
- 授業での発言内容
- 机間指導等での行動観察
- 自己評価や相互評価の状況
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提出物にも明確な評価の観点・基準が必要です。
次回
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【後編】では「評価の準備について」紹介していきます。
次回の更新は、6月13日(月)です。
これから雨が続きます。
暑くてジメジメするのはしんどいですが、一緒に頑張りましょう。
応援しています。
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