SSTの理解2 どんなスキルがある?

学級経営

参考:三重県教育委員会資料

SSTには5つの領域・17の基本スキルがあります。

どんなスキルがあるか一緒に見ていきましょう。

※前回記事が未読の方は、こちらもご覧ください。

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集団参加行動領域

かいざー
かいざー

友だちや学校生活の中へ入っていくために必要なスキルの領域です。

1 ルール理解・遵守のスキル

ルールを理解していないのか、理解しているが守れないのかを見極める

2 役割遂行スキル

役割を行うことで、集団の中で認められ参加している実感を持つ

3 状況理解スキル

周囲で何が起きているかを理解し、適切な行動をとる

言語的コミュニケーション領域

かいざー
かいざー

言語に関する領域で集団の中では大変重要です。

4 聞き取りスキル

指示を理解し、周憂に合わせた行動をとる

5 表現スキル

このスキルを身につけていないと失敗が増えるため、人前での表現を避けることができる

6 質問・回答スキル

単なる受け答えではなく、相手の言葉の大事な点もまとめる

7 話し合いスキル

3人以上のため情報量が増え、質問・回答スキルより難易度が高い

8 会話スキル

この領域の全てのスキルが必要、相手の気持ちを感じ取る力などの総合力が必要

非言語コミュニケーション領域

かいざー
かいざー

身振り、表情などのコミュニケーション領域です。

9 表情認知スキル

相手の表情の変化に気づく、など

10 ジェスチャースキル

ジェスチャーで自分から伝える、さらに、相手の意図をジェスチャーからキャッチする

11 身体感覚スキル

場の状況に合った人との距離感、声の大きさ、正しい姿勢をとる

情緒的行動領域

かいざー
かいざー

「人の気持ち」に関する行動を扱う領域です。

12 自己の感情理解スキル

自己の感情理解なしに他人の感情理解はできない、領域のベースのスキル

13 他者の感情理解スキル

自分の感情を言語化し、自分だったらと仮定し他人の感情に注目させる

14 共感スキル

自他の気持ち両方に目を向け理解する体験が統合されて初めて獲得できる

自己・他者認知領域

かいざー
かいざー

相手と程よい距離感を作り、相手に合った付き合い方をするために必要な領域です。

15 自己認知スキル

自分を過小・過大評価せず、適切に自分を評価する

16 他者認知スキル

相手の立場や性格を理解する、相手に応じて適切な行動をとる

17 自己ー他者認知スキル

現実場面に合わせ、自己認知、他者認知療法のスキルを同時に活用する

おわりに

これらのソーシャル・スキルですが、指導するノウハウが分からなかったり、忙しくて指導の時間が取れなかったりすることがあります。

そのときは、構成的グループエンカウンターやQU分析、道徳の時間の工夫など、いろいろな手立てを考えてみてください。

1学期も残り1ヶ月です。

ともに頑張りましょう。

応援しています。

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