※参考:三重県県教育委員会資料
SSTがどんなものか分かったとしても、それをどう活かしていきたいかが問題です。
今回は、そんなSSTの実際を紹介しつつ、どう取り入れていけば良いかのヒントになれば幸いです。
※前回記事が未読の方は、こちらもご覧ください。
基本的な流れ
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1 教示(説明する・聞かせる)
目的を伝え、やってみる気持ちを高めます。
2 モデリング(してみせる)
指導者が実際にやる、それを観察し真似します。
3 リハーサル(させる)
繰り返し練習する、楽しく体験することが重要
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「楽しく体験すること」、ここが特徴です
4 フィードバックと強化(ほめる)
リハーサル振り返り、良いところをほめる、不適切は修正します。
5 定着化(活用する)
練習した場面以外の日常生活でもできるように促す
キーワードは「生き生きと活動できる場」と「成功体験」です。
分類
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SSTは2つに分類分けすることができます。
身に付けさせたいスキルを設定してからエクササイズを考えたもの
例)ゲーム、ロールプレイなど
長所:スキル仕様が確保しやすい
行事等の場面は決まっていて、そこで使用されるスキルを考えたもの
例)校外学習、学級行事など
長所:場面が日常的で自然である
短所:スキル使用の機会が計算(計画)できない
実際の進め方
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1 学級の実態把握
どんなトラブルが起きやすいか
特別な支援を要する生徒に周囲の生徒はどんな言動をしているか
2 課題のスキル把握
このクラスではどのスキルに課題があるか
落ち着かずトラブルの起きやすいクラスなら
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まずは「ルール理解・遵守のスキル」「聞き取りのスキル」「自己の感情理解スキル」が視点となるトレーニングがおすすめです。
3 エクササイズを実施
何時間で何をさせるかを確認
「どうしてそうなったの?」【状況把握】
「こういうやり方があるよ」【スキル提示】
「こうしたところはよかった」【継続・拡充のポイント提示】
「もっと違うやり方はあるかな?」【スキルの発見】
いろいろな状況に見通しを与えることが大切です。
曖昧な指示は排除し、1つのことに1つの指示が原則です。
4 教師自身の振り返り
うまくいった → 自分の指導スキルとして定着
うまくいかなかった → 実施環境を振り返る
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うまくいかなかった場合は次のように振り返ります。
- 一目でわかる表を作ればよかった
- わかりやすい言葉ではなかった
- 複数の指導者でやると効果的
- 個別の支援の仕方を考える など
おわりに
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SSTは1時間・1回やったからといってうまくいくわけではありません。
積み重ねること「継続は力なり」です。
粘り強く続けていきましょう。
1学期も残り1ヶ月です。
ともに頑張りましょう。
応援しています。
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