支援を要する生徒に対して、みなさんはどのような意識を持っていますか。
特別新教育からインクルーシブ教育へと移り変わる今、支援を要する生徒に対しての意識を今一度確認しておく必要があります。
今回は、支援のための教員の意識は、どのようにするべきであるか、一緒に考えていきましょう。
「個別支援」と「集団支援」
支援を要する生徒に対して、「個別支援」と「集団支援」の2つの支援が必要です。
特別支援の学習指導員や放課後の学習指導などは「個別支援」です。
学校によりますが、教員ではなく学生ボランティアや現役から引退した先生である場合が多いです。
対して、学級や授業における支援は、集団の中での支援(つまり教員の仕事)です。
※大変なのは、予算の少ない区市町村です。このような自治体では、「個別支援」も「集団の中での支援」も教員の仕事となっています。
「学級や授業における支援」の視点
次のような視点を持っていると良いでしょう。
- 心のケア
- 人間関係の支援
- 生活の支援
- 学習の支援
学級担任として、クラス作りの中でどうするか?
教科担当として、授業の中でどうするか?
このような視点で考えていきましょう。
支援を要する生徒への禁止6か条
これらは生徒同士が「対立を激化する要因」にもなり得ます。
また、生徒によってはひどく心に傷を負うものもあります。
日頃から、よくやってしまう先生も多いと思いますので、十分注意していきましょう。
1【決めつけ】
「いつもそうなんだから」
「わかっていないんだね」
2【過剰な一般化】
「みんな言っているよ」
3【矮小化】
「たいしたことじゃないのに」
「そんなの小さいことだよ」
4【無視】
「先生には関係ないわ」
5【突き放し】
「生徒には関係ないこと」
「そんなことはどうでもいい」
6【過去の蒸し返し】
「この間もそうじゃない」
「前にも同じことをやったね」
おわりに
支援を要する生徒には、この6つの指導の意味が全く理解できない生徒もいます。
支援のために、教員の意識をきちんと見直しておきましょう。
8月になりました。
みなさんにとって、夏休みを有意義なものにしてください。
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