新学期が始まって3週間、生徒も少しずつ学校に慣れてきたことと思います。
クラス写真撮影や保護者会、春の健診など様々な行事も終わったところでしょうか。
さて、今回のテーマは「温かい学年・学級の雰囲気づくり」です。
温かい雰囲気づくりに欠かせない4つのポイントを紹介します。
規律の確立
あいさつ
あいさつは生徒を待たず、教員からしましょう。
継続すると、生徒から挨拶をするようになっていきます。
教室環境
荷物や机の整理整頓を徹底します。
僕は、ロッカーの上には荷物は置かないように指導しています。
また、教室はきれいに保ち、そのための清掃指導も率先して行います。
担任も見てるだけでなく一緒に掃除をします。
僕は黒板を担当することが多いです。
姿勢と態度
話を聞く姿勢をしっかり作ることと先生が話すときは静寂にすることを日々徹底させます。
※担任も授業の教員も同じことを言うことが大切です。
姿勢や態度は一枚岩で!
学級指導で
人を大切にする指導
他人を傷つける言動の指導は「いじめの防止」にもつながります。
小さい行為も指導します。
違い・多様性の許容の指導も忘れずに
また、自分を傷つける言動の指導は「自損行為の防止」にもつながります。
自分・命を大切にする指導で、自己肯定感や自尊感情を育んでいきましょう。
人間関係づくりのための「態度と行動の指導」について、過去記事がありますので未読の人はあわせてご覧ください。
支援を要する生徒に
「ほめる」が基本
言い過ぎかもしれませんが、わからなくても授業を逃げないのは、本人の頑張りです。
支援を要する生徒は、教科書を机に置いただけでもほめるくらいの受容を心がけましょう。
「不全感」の緩和
自分がわからないことは、本人が一番わかっています。
授業内で当てられることは不安であり、恐怖を感じます。
そういった生徒には、何回も当てることをやめ、「できない」を攻めないようにしましょう。
めあての明確化
わかる質問や発問を。
曖昧さは混乱を生みます。
具体的な指示を出すようにしましょう。
掲示物・板書の工夫
掲示物はシンプルかつ統一感を持たせて、最小限にとどめましょう。
特に、教室の前方(黒板の上や左右)には掲示物は授業への集中を欠いてしまいます。
板書もシンプルに、3色程度に収めるようにしましょう。
隙間を埋める教員の動き
温かい雰囲気づくりは担任だけでなく、学年教員全員の協力が必要です。
いくつか例を挙げます。
- 朝・放課後の教室チェック
- 4校時後は給食指導に直行
- 階段横やトイレ等の死角に目配り
- ゴミを拾う(素通りしないこと)
- 落書きは見過ごさずすぐに消す(机や壁等)
- 破損箇所は素早く修繕する(修繕困難なら応急処置を)
- 切れた電灯はすぐ交換
- 休み時間に生徒と会話
予測して、生徒・教員の活動の隙間を埋めます。
おわりに
もちろんこれだけやれば良いと言うものではありません。
温かい雰囲気を作るために生徒だけでなく、先生たちも温かくなければならないと思います。
担任まかせな学年、生徒指導は当該教員以外知らん顔、破損や異変に気付けない教員。
これではダメです。
生徒にさせる前に、まず私たち大人がやっている姿を見せましょう。
そして、温かい学級・学年集団を作っていきましょう。
いろんな業務で大変な毎日ですが、一緒に頑張りましょう。
応援しています。
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