みなさん板書はしていますか?
「字が下手だから」とか「PC使って授業しているから」などと言って板書を疎かにしていませんか?
たしかに学校におけるICT化が加速し、タブレットやプロジェクタを使って、用意してきたスライドで授業をする機会も増えてきました。
ですが、ノートを使った授業がなくなったわけではありません。
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板書は児童・生徒にとってノートのお手本です。
教員が明確な意図を持って板書をする必要があります。
今日は、板書をする際に意識したいポイントを紹介します。
縦書きと横書き
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板書は教科(または単元)によっては縦書きだったり横書きだったりします。
基本、読み物(資料)が縦書きの場合は縦書き、横書きのものは横書きにするのが良いです。
![かいざー](https://kyouin-no-mikata.com/wp-content/uploads/2022/04/b74c098621d281beed3a0dd1e36cd04a-e1650866287296-150x150.png)
発達傷害の児童・生徒の中には、縦・横が混ざるとわからなくなってしまう子もいるためです。
縦書き
- 行間でまとまりを表現
- 字下げで構造化
横書き
- 黒板を2~4分割
- 構造を図式化
それぞれの特徴を押さえて、活用できるようにしましょう。
色使い
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「青と黄」、「赤と緑」などの色の識別が苦手な生徒が、各学級2~3人はいます。
そこで、色チョークはぜひこだわってください。
蛍光チョークが大変有効です。
蛍光チョークはイエロー、グリーン、オレンジが見やすいです。
最近では色の違いを識別しやすいようにカラーユニバーサルデザインに配慮されたチョークもあります。
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また、色使いにはルールを設けてください。
たとえば、進出語句は「イエロー」覚えるべきことは「グリーン」最重要語句は「オレンジ」のように。
文字の大きさ・美しさ
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次の3つは基本です。
必ず意識するようにしましょう。
- 丁寧に早く
- 適切な大きさ
- 字間・行間
綺麗な字は小さめに書いてもよく見えます。
字の大きさは、中学校だと握り拳1つ分が1文字の目安にすると良いでしょう。
また、字は練習すると上手になっていきます。
書く位置は、教室の前の人も後ろの人も見えるように注意して書きましょう。
児童生徒に見られることを意識して、丁寧な板書を心がけましょう。
また、枠や矢印を使い、できるだけ簡潔な表現で書きましょう。
体勢や視線
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身体は黒板に近づけすぎないようにしましょう。
そして、身体の向きは随時変えて、板書しつつも生徒をチラチラ見るよう心がけましょう。
技術
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すごいと思わせる板書技術は、それだけで尊敬の的です。
たとえば、
- フリーハンドで美しい直線や曲線を描くこと
- 書いた文章が曲がらないこと
- 見た瞬間、板書全体が整理されていて美しい
などです。
これも、練習あるのみ!
「授業の腕をあげるちょこっとスキル(明治図書)」小学校向けではありますが、授業づくりのヒントになることが盛り沢山です。おすすめ。
おわりに
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板書は「生徒の思考の大切な補助」です。
授業準備は教材研究だけでなく、板書にも時間を割いていきましょう。
必ず授業力向上につながります。
夏も近づいてきました。
大変な日々は変わらずですが、無理をすることなく頑張りましょう。
応援しています。
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