生徒が義務教育終了後に関わる社会で、「態度」と「行動」が人間関係を大きく左右します。
「態度」「行動」について指導する際、意識していることを紹介していきます。
今回紹介するような行為がないか、児童生徒の様子を日ごろから注視しておくことが必要です。
また、学級開きの際に、先手を打って「こういう態度や行為はよくないよ。」または「誤解されることもあるよ。」と言っておくというのも効果的かと思います。
※前回「具体的な言葉の指導」について書いていますので、まだの人はあわせてご覧ください。
暴力行為
これは言語道断です。
暴力行為は「犯罪」であることを説明しています。
度を越せば警察との連携も視野に入れましょう。
くれぐれも自分だけで解決しようとせず、組織で対応を!
横目・目配せ(アイコンタクト)
普段の学校生活で、生徒が「横目」を使うことはめったにありません。
※サッカーやバスケットボール等の球技ではよくアイコンタクトは使います。
つまり、使われるときは何か良からぬことを考えている場合があります。
悪い意味で他人に「同意を求める」ケースが多いです。
良い場面はまずないと思います。
無視
話をしているのに、その人を全く見ない生徒がいます。(関係ない方向を見ていたり、下を見ていたり、目をつぶっていたりすることも)
また、あいさつをしても目をそらしたりします。
これは、その人を認めないという意思表示です。
生徒同士の場合は、いじめのスタートになりやすいので注意して観察しましょう。
ほかにもあるよ
ほかにもこんなケースがあります。
嘲笑(ちょうしょう)
人を馬鹿にして笑うときは、目に表れます。また、こういうとき、「していない」と否定することが多いです。
相手の気分を悪くしたり、嫌悪感を与えたりする行為です。やめさせましょう。
にらむ
目で相手を怒り、または威嚇の意思をもって凝視します。これは、本能的行為で理性的でありません。
相手に「闘争心」や「恐怖心」をもたせます。
体の動き
会話中に「貧乏ゆすり」「指や筆記用具で机をとんとんする」「大きなため息」「腕組み、足組み」等の行為するのは、相手に不快感を与えます。
「早く終わってほしい」という印象を与えてしまいます。
おわりに
今回紹介したものは、生徒自身の持つ特性によって出るものもあります。
無視する生徒は実は、「場面緘黙症(かんもくしょう)」だった。
体が動いてしまう生徒は実は、「注意欠陥や多動症(ADHD)」だった。ということもあります。
普段から児童生徒の態度や行動をよく見て、指導にあたりたいですね。
コロナ対応等で大変な時期ですが、一緒にがんばりましょう。応援しています。
コメント