全国各地で教員不足が騒がれるなか、先週のニュースで某県の教員採用試験の応募者が、募集者を下回り定員割れを起こしているとのことでした。
教員の業務の実態が各メディアで報道されるようになって、
「教員はブラックだ」
世間でそう言われるようになり、仕舞いには生徒にも
「先生、大変ですね。」
と、同情される始末です。
未来の社会をつくる人材を育てる職業が、このままでいいのか。
今回は、そんな中でも教員採用試験を受験し、教員になりたいと思う学生諸君や正規合格を目指す講師の先生方に向けて、「教員採用試験に向けて」というテーマで書いていこうと思います。
今年度受験を目指す人必見です!
採用選考に向けて
教職教養と専門教養
どこの自治体でも、一次試験の内容は大体同じです。
「教職教養」「専門教養」「実技(実技教科受験者)」
これらは、残念ながら突破するコツなどなく、自分でしっかり勉強するしかありません。
受験希望の自治体の参考書と過去問集を買って、試験当日までひたすら繰り返しやりましょう。
わからない用語はすぐに調べること
一般選考と特例選考
一般選考は「表現力」が問われます。
ですが、経験のある特例選考は「表現力」+「経験したことの内容」が問われます。
前年度、講師や期限付き教員として現場で経験したことを答えられるように準備しておきましょう。
論文に慣れよう
論文を書くときは、次の4つのポイントを押さえておきましょう。
- 他人が読んでもわかる文章であること
- 問題文(課題)に正対した文章であること
- 課題解決に必要な基礎情報を含んだ文章であること(学習指導要領等)
- 自ら実践や経験が表現された文章であること
自分なりのキーワードをもつ
学校が直面する課題について、自分なりのキーワードをもっておきましょう。
何もなければ、前年度経験した学校の「学校経営計画」等を参考にするとよいです。
※「ざっくりメモ」をたくさん作る
受験する自治体の施策を確認
自分の受験する自治体の教育施策は必ず確認することです。
特に教育目標や基本方針は必須です。
キーワードを覚え、ざっくりで良いので答えられるように、目を通しておきましょう。
おわりに
今回は試験を受けるにあたって、最低限押さえておかなければならない基本を紹介しました。
次回は「論文編」です。
演習問題を用意しているので、教員採用試験の受験を考えている人は取り組んでみて下さい。
教員採用試験まで約2ヶ月、最後まで諦めずに取り組みましょう。
教員を目指すあなたの挑戦を応援しています。
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