※参考:三重県県教育委員会資料
近年、「人とかかわる力」が育っていない子どもが多くなったように感じています。
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そこで重要になってくるのがSST(ソーシャル・スキル・トレーニング)です。
特別支援教育が当たり前となった今、SSTの理解を深めることが重要だと言えそうです。
では、そもそもSSTってなんでしょうか?
今回は、SSTがどういうもので、学校教育にもたらす影響がどんなものか、紹介していけたらと思います。
SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)とは
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ソーシャル・スキル = 対人関係を営む「知識」と「技術」
ソーシャル・スキル・トレーニング = ソーシャル・スキルを訓練すること
これは、神経症治療の場で開発され、発達障害の子どもへの社会性指導に活用されてきた対人関係を高めるトレーニング法です。
SSTの基本的な考え方
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SSTの基本的な考え方は
今の子どもたちに「人とかかわる力」が育っていないのは、
「スキルを学習し損ねた」もしくは「スキルを誤学習した」から。
だから、「(他人が)教えることができる」し「(生徒が)学ぶことができる」
というものです。
以前は「そういう生徒」は手がかかり、変えられないと考えられていました。
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教員や学校組織のSSTへの理解・指導スキルの向上は、生徒の将来に直接関わります。
SSTの効果・良い所
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自分の中で…
「次にどうすれば良いか」がわかるようになります。
暴力を振るいやすい生徒に「ダメだろ」と注意しても、さらにカッとなります。
だから、適切な行動を取捨選択できるように、過程を小段階に分け訓練します。
みんな(学級全体・学校全体)でやることで…
生徒に共通のソーシャル・スキルが確立します。
ソーシャル・スキルが上手く使える生徒が増えれば、学級・学校の雰囲気が改善します。
いじめや自殺、問題行動の未然防止につながり生活指導は減少します。
これは教員の働き方改革にもつながりますね。
また、他の生徒が「スキルを身につけようとしている生徒」の成長を感じ取れるようになります。
カッとなりやすかった生徒が、学んだスキルを使おうと努力する場面に出会ったとき、周囲の生徒も一緒にSSTをしてきているので、その努力に気づくことができます。
今までなら、馬鹿にしたり、冷やかしたり、知らんぷりしていた生徒が「がんばれ」と応援する気持ちで、その生徒を見るようになると思います。
おわりに
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SSTやICT等のスキルを身につけるにあたって、「忙しくてスキルを身につける時間なんてない」という発想は大間違いです。
スキル不足のために後からかかる時間を考えれば、スキルを身につける時間の方が遥かに少ないという現実です。
食わず嫌いせず、SSTを学んでみてはいかがでしょうか。
1学期も残り1ヶ月です。
ともに頑張りましょう。
応援しています。
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