みなさんは、この3つの言葉は聞いたことがありますか?
コンプライアンスは、最近メディアでも耳にする機会が増えました。
今回は、この3つの言葉「コンプライアンス」「ガバナンス」「アカウンタビリティ」の紹介と、これらが学校にもたらす影響を一緒に考えていきたいと思います。
3つの言葉
タイトルにもあった3つの言葉は、それぞれどんな意味を持つのか確認しておきましょう。
コンプライアンス
「法律や通知、内規などのルールを遵守して活動すること」を言います。
つまり、ルール遵守をしているか
ガバナンス
「不正防止や組織価値の向上に向けた経営・管理の仕組み」のことです。
対応の仕組みがあるか。
アカウンタビリティ
これは、「説明責任」です。
成果達成のために主体的に責任を持って行動することを言います。
つまり、責任を果たしているか。
これらのために大切なこと
これらを守るには、
「感性・感情・感覚」「根拠」「技術」
が大切です。
感性・感情・感覚 | 根拠 | 技術 |
配慮 ・人道的配慮 ・人権的配慮 ・特別支援養育的な配慮 等 ルール ・順法精神、ルール遵守の意識 ・ルール改善の意識 等 思慮 ・共感、類推、理解力 ・説得力 ・向上心、主体性 等 適格性 ・適時性 ・責任範囲の理解 ・責任の所在の意識 ・適材適所 等 社会通念状の共通の感覚※ ・誰もが持ち合わせていると思われる感覚(一般常識) | 法的根拠 ・法律、条例 ・通知、通達 ・判例、学習指導要領 等 学術的根拠 ・公に認められた「~学」「~論」 統計的根拠 ・公開された適正な資料やデータ及びその分析 全校教職員の共通認識 ・学校経営方針、学校目標 ・教職員(管理職も含む)で共通理解した事柄 ・国、都、区、学校で整合性のある方針やルール 等 社会通念上の共通の感覚※ ・誰もが持ち合わせていると思われる感覚(一般常識) | 授業 ・指導技術 ・内容理解、教材開発 ・「話」「聞」「読」「書」の技術 ・規律保持 等 学級づくり ・規律、雰囲気の醸成 ・人間関係づくり ・教室環境の整備 ・基本的生活習慣 等 コミュニケーション ・伝える技術 ・聞き取る技術 等 情報 ・情報収集 ・情報整理 ・情報活用 等 |
※注意:「社会通念上の共通の感覚」は常識の通用しない人には無意味です。
おわりに
「感性・感情・感覚」だけでは、説明責任を果たせません。
「根拠」だけでは、冷たい話、冷たい学校になってしまいます。
「技術」だけでは、中身のない学校の先生・職員と思われます。
だから、説得力のある行動・発言のために
「心情の理解や意識」(感性・感情・感覚)
「後ろ盾」(根拠)
「スキルやテクニック」(技術)
を持ちましょう。
2学期もまだまだこれからです。
一緒に頑張っていきましょう。
応援しています。
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